
映画
パルテノペ ナポリの宝石
パオロ・ソレンティーノ • 2025
4/5
“イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ監督が、自身の故郷である南イタリアの街ナポリを舞台に、神秘的な美しさと悲劇を背負う女性パルテノペの生涯を丹念に描いたドラマ”
レビュー日: 2025年8月22日
パルテノペ ナポリの宝石
印象的なシーン
小気味よい問答
提督に「私が40歳若かったら、結婚してくれるかね?」と問われ「正しく問わなくちゃ。私が40歳上だったら結婚してくれる?」と切り返すパルテノペ
オジの正しい姿勢
パルテノペに偶然にも再会し「一緒に散歩しても?」と問われ「いや、君の青春を1秒たりとも奪いたくない」と去るジョン・チーヴァ
個人的な感想
冒頭から青い海と心地良さそうな風が、これまた日本とは全く異なる乾いた広い空からそよいでいる様がスクリーンいっぱいに広がり、目を奪われた。これは、ヨーロッパだ。
しかも日本人が憧れてやまない地域の。
そして現れる大人になったパルテノペ。 やばい。美しすぎる。 彼女が主演でなければ、この映画の印象は180度変わっていたであろう。と思わせるほど上映時間を通してその美しさにすっかりやられてしまった。
ストーリーは単なる愛憎劇ではなく、人間とは何か。というテーマが根底にあるように思えたけど、たぶん人類学や哲学に関する事前知識があると良かったな。と鑑賞しながら感じ、その昔レヴィ=ストロースに挫折してしまったことを悔いた。
繊細な兄をずっと苦しめていたのは、パルテノペの美しさだったのか。あるいは他の原因もあるのかもしれない。 映画に精通した人に解説をしてほしいと思った。
人によっては全く刺さらないかも。というのと、多少冗長に感じる部分はあるものの、美しいナポリの街に久しぶりに旅をしたくなったし、何年も心に残る映画だと思う。
評価まとめ
- ストーリー: ★★★☆☆
- 映像: ★★★★★
- 音楽: ★★★★☆
- 演技: ★★★★☆
- 総合評価: ★★★★☆
景色もパルテノペも、とにかく美しい。映画館のスクリーンで見るべき作品です。